ぎっくり腰ってなんですか?
ぎっくり腰=急性腰痛と言われます。
つまり急に起こった腰痛のことを「ぎっくり腰」と俗に言っています。
朝、トイレから立ち上がる瞬間。
朝、顔を洗おうとして前かがみになった瞬間。
朝、ベッドから起きようとした瞬間。
「朝」「瞬間」がキーワードです。「ぎっくり腰」の90%は朝に発症します。どんな方もそうですが、活動していない時間は筋肉も働いていないので硬くなり動きが悪くなります。つまり、寝ている時間は身体をほとんど動かしておらず、7~8時間も寝ていたら相当硬くなっているってことです。誰もがそうなっています。気づいていないだけです。日ごろから腰に負担を掛けている方は常に筋肉が硬くなり、朝はさ・ら・に硬くなってしまいます。よって朝一にトイレから立ち上がる時、前かがみになった時、ベッドから起き上がろうとした時に腰の筋肉が「ピキッ」と痛める結果になります。
では、「ぎっくり腰」になる方とならない方はどのような違いがあるのでしょうか?
「ぎっくり腰」になる方の特徴を挙げてみましょう!
1.腰のだるさや軽い痛みなどを日常的に感じている。
2.仕事や日常で中腰で作業をすることが多い。
3.20~30キロ以上の物を持つ機会が仕事や日常で一回以上ある。
4.下から物を持ち上げることが一日の内3~5時間ある。
5.一週間の内2回以上の運動をする日がない。
*一般的に思われる「ぎっくり腰」の要因
「マットレスや布団が硬いまたは柔らかすぎる悪いのではないか?」
といったことをおっしゃる患者様も多いですが、、、
実際はよほどの場合でない限りそれが根本の理由にはなりません。
どうしても「ぎっくり腰」や「腰痛」が朝に起こるので寝具を問題にしてしまいがちです。
年に1回や2回「ぎっくり腰」になっている方は原因がそもそも仕事や日常生活のどこかに原因があるので考えてみましょう!
柔道整復師 安達 真広